『鬼滅の刃』(きめつのやいば)は、吾峠呼世晴による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2016年11号から2020年24号まで連載された[3]。略称は「鬼滅」[4]。単行本(全23巻)の累計発行部数は、2021年2月時点で1億5000万部を突破している
「鬼滅の刃」とは、吾峠呼世晴による日本の漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2016年11号から2020年25号まで連載された。略称は「鬼滅」。
■概要
日本の大正時代を舞台に、主人公の少年が鬼と化した妹を人間に戻すために鬼たちと戦う姿を描く[6]、和風の剣戟奇譚[7]。
■アニメアニメ
https://animeanime.jp/article/2020/10/21/57091.html#:~:text=%E8%A6%AA%E5%85%84%E5%BC%9F%E3%82%92%E4%BA%BA%E5%96%B0%E3%81%84,%E3%82%92%E6%8A%95%E3%81%98%E3%82%8B%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82&text=2019%E5%B9%B4%E6%94%BE%E6%98%A0%E3%81%AETV,%E7%AB%88%E9%96%80%E7%82%AD%E6%B2%BB%E9%83%8E%20%E7%AB%8B%E5%BF%97%E7%B7%A8%E2%80%9D%E3%80%82
『鬼滅の刃』の舞台は大正時代。親兄弟を人喰い鬼に殺されてしまった少年・竈門 炭治郎(かまど たんじろう)が、唯一生き残るも鬼となってしまった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻す方法を探すため、鬼たちとの戦いに身を投じる物語である。
本作の源流は、吾峠呼世晴が2013年までに初めて描いた読み切り作品『過狩り狩り』であった[11][12]。
同作は明治から大正ごろの日本を舞台とし、海外から来た吸血鬼、日本の鬼と『鬼狩り』との戦いを描く作品であり[12]、その一部の登場人物や技が本作『鬼滅の刃』に引き継がれている。
時は大正。主人公・竈門炭治郎は亡き父親の跡を継ぎ、炭焼きをして家族の暮らしを支えていた。炭治郎が家を空けたある日、家族は鬼に惨殺され、唯一生き残った妹・竈門禰豆子も鬼と化してしまう。禰豆子に襲われかけた炭治郎を救ったのは冨岡義勇と名乗る剣士だった。義勇は禰豆子を「退治」しようとするが、兄妹の絆が確かに残っていることに気付き剣を収める。
義勇の導きで「育手」鱗滝左近次の元を訪れた炭治郎は、禰豆子を人間に戻す方法を求め、鬼を追うため剣術の修行に身を費やす。2年後、炭治郎は命を賭けた最終関門である選別試験を経て、「鬼殺隊」に入隊する。
■作品ピクシブ
昔話の『桃太郎』を土台に、身内を鬼に殺された人間が集まる鬼殺隊の戦いを描いた。ジャンルとしてはダークファンタジーに分類され、ゴシックホラーでは定番の「吸血鬼退治モノ」のフィクション構造を和風の世界観に落とし込んでいる。
仇討ちの要素があるが、登場人物は明るく個性的。現代には珍しいほど、ストーリーや設定に難解な部分がほぼ一切無く、非常に分かりやすいため誰が見ても理解できる点も支持を集めた要因の一つで、少年少女が苦難を逞しく乗り越えていく内容は朝ドラや世界名作劇場に例えられることも。
敵キャラクターである鬼の不死性や致死条件の頸切り、身体破壊や人喰いなどハードな描写が多く、鉄則として主人公サイドの人間の欠損は回復しない。しかし笑い所も要所要所に散りばめられ、特にシュールな笑いには定評があり、このセンスは読者によって好き嫌いが分かれる一方で本作の人気の要因にもなっている。
時代設定は物語開始当初より大正時代とされ、正確な年代などは明記されていないが、炭治郎が新人隊士の選抜試験である最終選別に参加した際に遭遇した鬼の台詞から、物語開始時は大正元年~4年(1912年~1915年)、最終選別以降は大正3年~6年(1914年~1917年)と推測できる。
当時の世間情勢として、日本はイギリスと同盟関係にあり、海外では欧州戦争(後の第一次世界大戦)が開戦していた。ただしこれらの時代背景は、劇中の内容とは一切関わりがない。
また、登場人物はこの時代の日本人にしてはかなり高身長な人物が多い(中には現代でもNBA選手並みかそれ以上にデカい人もいる)一方、少年漫画としては珍しくその身長に対する(特に男性陣の)体重は割と現実的な値なのも特徴。
■ストーリー
時は大正。山中にて炭売りを営む少年・竈門炭治郎は、母や幼い弟妹達を養いつつ、貧しいながらも平穏な暮らしを送っていた。
だがある日、帰宅した炭治郎が見たものは、無残にも殺された母や弟妹達の姿だった。
かろうじて息のあった妹・禰豆子を医者に運ぼうとする炭治郎だったが、禰豆子は凶暴な鬼と化して炭治郎に襲い掛かる。
危機を冨岡義勇という男に救われた炭治郎は、家族を皆殺しにし、禰豆子をこのような姿に変えたのは「鬼」の仕業だと知らされる。
わずかながら理性を残す禰豆子を元に戻すために、そして家族の仇を討つために、炭治郎の果てなき旅が始まった。